「沈黙」の日記一覧

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遠藤周作のこと 知りたいですか

NHKBSPで、日曜日、朝5時から、「こころの時代」という番組があります。 4月3日は、遠藤周作の「深い河」をめぐる話の前編で、後編は、4月10日だろうと思います。 明日、後編を見てからレポートを書こうかと思っていましたら、けさの「毎日新聞」の「土曜カルチャー」の欄に、大きな記事がありました。 「深い河」という小説についての論及は、この記事にはありません。しかし、発見されたばかりの未発表作品…

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隠れの島 黒島教会

一昨日、コロナをうかがいながらの日帰りでした。 国指定重要文化財 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連世界遺産 明治35年建立 設計施工 イルマン神父(仏人) 教会内部、質素ながら他では見れない構造が。  佐世保港からフェリーで50分、東シナ海の九十九島 の黒島に所在 旅籠が3軒 島の実数は、208島、九十九は縁起がいいのかな。 海に真珠をまいたような、美しい島の中の一つ。 幕府のキリシ…

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沈黙 (サイレンス)

NHKBSに録画しておいた遠藤周作原作の映画、沈黙(Silence)をようやく見ました。原作は40年前に読み、狐狸庵先生とあまりにもかけ離れたもの凄さに驚いた記憶があります。日本人の歴史小説が米国の監督により、映画化されるのは、ごく稀だと思います。それだけ内容のある映画でした。原作の記憶は薄れていますので、よけい映画は強烈でした。江戸時代初期のキリシタン弾圧の残酷さは言葉では言い尽くせないほど。…

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2019題詠短歌 冷気を増して

2019-091:慎 陽射しより明るい君に慎重に 選んだ言葉それは沈黙 2019-092:約束 約束をすればするほど何もかも 抑えきれない嘘がはじまる 2019-093:駐 亡き人の車ポツンと駐車場 朝の光も冷気を増して 2019-094:悟 生きている意味などないとふと悟る それでも歌うひとりカラオケ 2019-095:世間 テレビ無く無言のままの休み終え 世間に向う朝の改札

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戦国日本と大航海時代

(中公新書)を読んだ。 この本の大きなテーマは、ヨーロッパ列強が世界制覇を進めていた頃は日本では豊臣・徳川時代。東南アジア諸国のように日本はなぜ植民地化されなかったか。  武力もあるだろうが、キリスト教の布教禁止も大きく 絡んでくる。 「もし日本がそちらの国に行って神道を説いて人民を 困惑させたら、そちらの領主は喜ぶか。そうではあるまい」 という秀吉のイエズス会への書簡も残っているらしい。…

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「沈黙」から考えたこと

遠藤周作氏について最近考えを巡らしていた折、 氏の作品である「沈黙」が映画化されたということで 興味を抱いていたのだが、 残忍なシーンに耐える自信がなくて、 未だ観ずにいる。 あらすじを読んで そこから考えたことを記そうと思う。 江戸時代の長崎。キリスト教弾圧の嵐が吹きすさぶ中、 踏み絵を踏まなかった者は処刑され、 踏み絵を踏んだ者は処刑されなかった。 歴史に名を残すのは 踏み絵を踏まないで…

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「沈黙」を観る

またしても、日記を暫く書かずじまいだった。いくら年老いたとは申せ、毎日生活をしていないわけではない。その時どきに新たな経験をしたり、事に当たって想うことなどもある。それにも拘らず、書いたりしてはいない現実がある。  ちょっと振り返るだけでも、例えば、アメリカのトランプ大統領の「アメリカ第一」の数々の発言や大統領令などは、否応なしに我が国にも直接・間接に影響を与えつつある。  北朝鮮はまたもや弾…