9、長い歴史の折重なった都市プロヴディフ

コプリフシティツァ村を15時過ぎに出発、東南方向にある35万人のブルガリア第二の都市に向かう。
 プロヴディフは村からちょうど100kmの距離にあり、平原を通り抜け山越えをしながらそこに向かうことになる。
 地図を見ると、遥か北にはバルカン山脈が走り、南にはロトビ山脈がギリシャとの国境を成しているが、プロヴディフはその両者の中間にあるトラキア平原の中心地である。
 従って、南北から幾筋かの川が流れ下って来てマリツァ川(リラ山地から発し、バルカン半島最長で480 kmの長さ)に合流し、プロヴディフの町を経てギリシャへと流れ、川はエーゲ海に至る。
 ブルガリ