花は紅、柳は緑

差別や競争に明け暮れる自分の頭を
叩いてくれる言葉があった。


「花は紅、柳は緑」


芳賀幸四郎という老師の説明には

【万物がそれぞれ個性を発揮しながら存在し、
しかもいずれもみなそのままで仏身であり、
真如実相であり、箇々に尊厳な存在であることを説き、
かつ万物が相倚より相助け合って
美しい大調和の世界・涅槃を現成せしめている
ことを暗に示しているのである。】
         (『新版一行物』より)

とあった。

その人に備わったありようは
その人だけのものであって、
誰とも比較はできない。

人と比較しそうになった時
この言葉を唱えると