愛されすぎて木喰(なかとみ現代工芸美術館『木喰展』)

山梨県の山あいにある身延町は、木喰の故郷であり、今年は生誕300年の記念の年となります。
「なかとみ現代工芸美術館」では現在、特別展が開催され、全国から集結した約80体の木喰仏が展示されています。(〜10/21)

一般に言う「木食」とは、木食戒という戒律を授かることで穀物や煮炊きものを断ち、木の実を食べて遊行する修行者をいいます。
木喰は"食"を口偏の"喰"に替えて、自分の名前にしてしまいました。

曲線を主体としたフォルムで、分厚い唇で笑ってる仏像があれば、たいてい木喰仏です。
木喰は、その生き様や作品のデフォルメされた造形美、おびただしい作品の数か