領海保全管理に無頓着な安倍政権…

 測量などで宗谷管内猿払村沖にあることが確認されていた「エサンベ鼻北小島(はなきたこじま)」が最近、確認できなくなっているという情報が、地元住民らから第1管区海上保安本部(小樽)に寄せられていたことが明らかになった。1管本部は「波や流氷による浸食で消失した可能性がある」とみて、調査を行う予定だ。国連海洋法条約では、島は高潮時にも水没しないと定義されており、島が消滅していた場合は、日本の領海が狭まることになる。

 同島は、猿払村沖約500メートルに位置するとされていた。領海の範囲を決める基点となる離島について、日本への帰属を明確にしようと、2014年に国