平安時代の交通事故

殿下乗合事件と言う事故が起きたのは嘉応2年(1170年)7月3日。
摂政(今で言う大臣)松殿基房のお抱え運転手が事故を起こした。
相手が道を譲らぬので従者と諍いになりその結果の喧嘩だった。
相手の平資盛が横柄で道を譲る譲らぬで揉めた末の騒動だった。
それを基房が咎めた訳だが後で相手が平重盛の子と知って驚愕する。

驚いた基房は運転手を捕らえ重盛に差し出すがこれを拒否したとか。
重盛はあくまでも政治の頂点に君臨しており些細な事が事件になった。
基房は報復を恐れしばらく外出を控えるほど心配したが事件は起きる。
今度は基房の従者が何物かに襲われたとあり政治は混