連載:久住高原へ

久住高原へ その4

 天気予報によると、二日目は降雨確率0パーセント。
朝 目が覚めて外を見ると、黒いシルエットとなっている山の端が橙色に明けそめている。
カメラを片手に庭に出てみると、すでに数人の人たちがカメラをセットしたり手に持ったりして、日の出を待っていた。近くにいた中年のおばさんと娘さんらしきお二人に、「おはようございます。今日は天気がよさそうでよかったですね」と声をかけると、おばさんが応じて言った。
「*x&#”:*~@x*-・#&~」
「あれ?日本人じゃない?韓国人?」と日本語で聞くと娘さんが笑いながらうなずいている。おばさんはお構いなしに韓国語でニコニコしなが