毎年恒例の北とぴあ国際音楽祭のオペラ公演を初日の11月23日に鑑賞してきた。(2回目は11月25日)
寺神戸亮がヴァイオリンの弾き振りするバロックオケ「レ・ボレアード」の今年の演目はモンテヴェルディの「ウリッセの帰還」。
今年も国内外からバロックオペラに精通する歌手陣が集結、オケの古楽器にも珍しい楽器が加わり、国内では最高レベルの公演となった。
舞台や衣装は毎年簡素なもので、そんな飾りを必要としないほど、この音楽には力がある。
プロローグで、「人間の脆さ」「時」「運命」「愛」がこの物語のテーマと結末を暗示する。
トロイア戦争に勝利したウリッセが