庭瀬町散歩

秋晴れの一日、ダイさんの提案で「庭瀬町散歩」に出かけた。
庭瀬は昭和46年に岡山市に編入された、いうなれば隣町であるが、私には通過するだけの町で何にも知らなかった。
当日は9名参加、地区のボランティアガイドさんの案内で歩くことになっていた。
集合すると、ガイドさんが講習の方を含め5名。まるでマンツーマンの案内、有難いことである。
旧国道2号線のすぐ南、古い町家が残っている。本瓦の2階屋、ナマコ壁に虫籠窓、格子戸に格子木枠嵌め込み窓。古風な薬という木の看板がぶら下がった、薬屋さん。店先を覗くとショウケースに色の褪せた染料が並んでいる。昭和20年代、そんな染