連載:日常

はじめて出かけてみた下栗の里

先日、信州遠山郷の「下栗の里」に出かけた。
近隣の山好きの人から、いちどは観てくるべきだと常々勧められてきた。にほんの里100選のひとつとか、日本のチロルとか言われている。

駒ヶ根市から車で約1時間40分ほど、長野と静岡、愛知の県境に近く、思いのほか遠い。白樺湖周辺のスキー場に出かけるよりも遠いではないか(スキー場への距離と比べるところがマニアック笑)。

崖っぷちの車一台通るかどうかの険しい山道を走って、伊那谷から秋葉街道の南北の道に出た。ここからさらに下栗の里方面に細い道をひたすら登る。崖は苔むしてジメジメしている。

途中、「命水一本木」という湧