さんが書いた連載日常の日記一覧

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食べることへのトラウマ

自分は食い道楽というタイプではない。むしろその正反対という部類だろう。食べたいという欲に対して屈折した思いを抱いて生きてきた気がする。それには背景があるのだが、それは後述するとして。 先日、ちょっと妻をいさかいを起こした。 家にはお菓子箱があって、いくつかのお菓子が放り込んである。買い物に出たときに、菓子類を補充する。 この箱のなかに何ヶ月も放置された業務用の大型の板チョコが入っていた。たまに…

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中国のEVは石炭で走る

産経新聞のつけた表題が秀逸だ。 曰く、「中国のEVは石炭で走る。」 この話は、竹田恒泰氏が取り上げられているが、まったく同感する。 EV(電気自動車)は、バッテリに蓄電しその電気でモータを回す。CO2は、排出しない。これは素晴らしい!というので、環境にセンシティブな人たちはEVを称賛し、未来はEVだ、ガソリンを燃やしCO2はまき散らしているガソリン車は、環境をよごす悪者だ、廃止すべきだ…

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COPから追放されたグレタ・トゥンベリ

激しい物言いと過激な言動で、一躍有名になった環境活動家のトゥンベリだが、COP26からは招待されなかった。このことを高橋洋一氏が取り上げ、自分が以前より感じていた彼女の矛盾点につき同様なことがらを述べられていた。 シンプルに言って、二酸化炭素排出が多いトップ3は、  中国  9,809  米国  4,766   インド 2,309 単位は100万トン (2019年度) 環境活…

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人生100年時代、3ステージからマルチステージへ (自分のためのメモ)

昨日、男女共同参画を推進している市の委員会主催の講演会を聴いた。(ちなみに自分はこの委員を仰せつかっている) 講演のなかで、グラットン著『LIFE SHIFT』が紹介されていた。 いわく、これまでのライフスタイルは、3つのステージから成り立っていた。 1.~20歳   勉強 2.20~60歳 働く 3.60歳~   余生 社会の構造もこのステージに合わせて構築され運営されてきた。 しかしいま…

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日韓関係の悪化という喧伝に乗じて (自分のためのメモ)

日韓関係の悪化に関連する記事が報じられない日はないくらいに話題になっているこの頃だが、気になっていることを書いておきたい。 韓国経済は破綻間近というネットニュースが飛び交っている。文大統領の強引な最低賃金の引き上げ政策により、中小企業が音を上げてリストラを加速させ(人件費がいきなり増額したらギリギリ経営の中小はどこかで費用をカットせざるを得ない)、若年層の失業率が増え経済環境も悪化して、ウォン…

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9年前のブログ記事へのコメントが来た (自分のためのメモ)

昨日丁寧なメールが着信した。2010年に書いたブログ記事に触発されたという趣旨の内容のメールだった。初めての方であった。 ブログの記事は「働くことの深い意味」(2010年4月11日 画材エクラの店主ブログ)というもの。むろん内容など覚えていないので、早速読んでみた。 https://ameblo.jp/saborich/entry-10505865001.html 記事は、ある方の書を読んで…

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アシモフの処世訓 (自分のためのメモ)

アシモフという人物は仕事中毒だったらしい。SF作家として有名で、生化学の教授を務めていたこともある。15歳でコロンビア大学に入学した。 こんな言葉が残っている。 「医者からあとたった6分の命ですといわれても、くよくよしないね。ちょっと急いでタイプを打つだけさ。」 命より仕事が大事という仕事中毒のようにも聞こえるけれど、それは違う。人間にとって、命が尽きるときがやってくることはいかんともし難い…

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「わたしは止まっている。止まっていないのはおまえの方だ。」 (自分のためのメモ)

「偉人はえてして静かな生活を送っているものなのだ。人から見ればたいした楽しみのない人生のように見えただろう。」 ソクラテスしかり、カントしかり、ダーウィンしかり。投資家バフェットしかり。 これはロルフ・ドベリの書にある言葉だ。 派手に動き回ればよい考えが浮かぶとか、休みなく何かに取り組めばその何かに対する理解が深まるとか、積極的に働けば結果が伴うというような相関関係は、存在しないのだと語ってい…

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今日の寸想 (自分のためのメモ)

フランソワ・ラ・ロシュフコーの箴言集をわかいころ愛読した。鋭い皮肉で上滑りな考えを一突きする爽快感がある。 こんな言葉がある。 「お金を嫌う者は多い。だがそれを人にくれてやる者は少ない。」 連想して、自分は思う。 人生はつまらないものだとか、クダラナイと文句を言っている人は多い。しかしそれなら死んでしまおうと考える人はいない。 お金と同様、人生だって捨てるのは惜しい。 いやなんだかんだ言って…

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I shake it off(そんなの気にしない) (自分のためのメモ)

Taylor Swiftのヒット曲「Shake it off」は、スキー場のリフトの上でよく聞いた。しかし何を歌っているのか、歌詞についてはよくわからなかった。シャケアッ、シャケアッと繰り返される言葉は、なんといっているのだろう? あるときYoutubeに動画がアップされていることを知り、歌詞の翻訳まででていた。ああそうか、追っ払ってしまえ、退けてしまえ、気にしないぞ、という意味の、I sha…

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災難に見舞われたときに陥る憐憫という感情・・・ (自分のためのメモ)

幼少期からあまり良いとは言えない環境のなかで育ったためか、なにかと自分の特殊性や災難に理由をつけて、憐憫という感情にひたることが若い頃クセになっていた。 しかし年数を経るうちに、自分に対する憐憫の情など、自分の環境や生活を改善するうえで、なんの力も持っていないことがはっきりしてきて、なんだか醒めた。うずくまってそんなことに酔っている場合なのか、と気がついたのだ。 そう、自己憐憫などクダラナイ…

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うまい表現 (自分のためのメモ)

最新のうつ病治療というNHK番組を観た。番組にはコメンテーターとしてあの女優の高木美保さんが出演、みずからの重いうつ病経験のことを語っていた。 彼女は、うつのことを、「前向き病」なのだととてもうまい表現をされていたのが印象に残った。 たしかに、勤め人だったころに、心の健康に関する講座(職場のカウンセラー講習)のような類の講習を受けたことがあって、この中でうつ病に掛かる人のタイプとして、「元気…

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いちばん上達しているとき、いちばん苦しい (自分のためのメモ)

どのような習いごとでも、基礎練習や課題というものがある。そしてそれらは単調でつまらないと感じるような課題が多い。 そのむかしフルートを練習していたときは、まさにその陥穽におちていた。演奏して楽しいものやワクワクする曲を優先してしまい、ほんとうの技術の基礎を作る基本練習をほとんどやらなかった。 いま思うと、いい先生につきながら、そこそこの年数習っていたのに、上達が思わしくなかったのは、たぶんこ…

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もっとも短いことわざ (自分のためのメモ)

ユダヤのことわざに、このようなものがある。 「神は、妻の涙を数え給う」 ことばの短さは、思いの深さを表わし、 問いかけるようだ。 妻を持つものよ、一緒になったときの 誓いの言葉を覚えているだろうかと。

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歳を取った (自分のためのメモ)

気持ちは、歳を取れないと思う。足の歩く速度が落ちたり、跳躍ができなくなったり、坂道が辛くなったという実感は、日々肉体においては起きる。しかし足や頭を持たない「気持ち」というもの、これは歳をとることができない。足が動かなくなって、あるいは記憶が鈍ったという実感や失敗が、これは歳をとったことなのだと解釈しているだけだ。気持ちには実体(肉体)がなく、観念みたいなものだ。 困ったことに、気持ちは観念み…

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庭の花々

5月になると庭の木々の花が咲く。 ハマナスの白い花や卯木の花、 白という色は華やかに感じる。 https://smcb.jp/albums/3822130

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心の傷 (自分のためのメモ)

お気に入りさんの日記を読み、考え込んでしまった。心の傷はやがて時間とともに癒えるのだろうか?という思いだ。 幼少時代からネグレクトや虐待の環境下にあった自分は、成人するまでこころに闇を抱えているのが常態だった。むろんその元凶の父親にたいするネガティブな思いはもちろんだが、母親に関しても、いまだに複雑な思いを抱く。 野田市で起きた女児虐待死事件でも、母親は父親を諌めるように行動したとはいえず、…

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モノを手に入れる喜びと、それを使う喜び (自分のためのメモ) 

ロルフ・ドべリ著『Think clearly』を手にして、ひさびさに面白い良著に出会ったと思った。副題に、最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法とある。 ある節には、「モノ」の喜びは消えるが「経験」の喜びは残る、とあった。それを物語る、おもしろい設問が提出されていた。 (1)車を持っていることに、あたなたはどのくらいの喜びを感じているか? (2)その車を運転しているときに、あ…

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思いがけず樹木が伸びて (自分のためのメモ)

GWの前半は、孫たちがやってきて(もちろんその親達も)、家の部屋の中はおもちゃが散らばり、まるでプレイランド。しかし彼らが去ると一変してしずかな連休が訪れた。 来てうれし帰ってうれし孫の顔という句を思い起こす。 庭の手入れは孫たちがやってくる少し前からはじめた。庭木に限りなく絡みつき、いまや根元が10cmほどにもなった樹木のモッコウバラの大半を剪定して、痛めつけられていた梅の木やヤマボウシ、モ…

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歳をとると物忘れが・・・ (自分のためのメモ)

高齢者による車の事故のニュースが報じられると、傾向としてすぐ高齢者などは車を運転すべきでないなどの論議が出てくる。しかしそれは早計であり極論だと思う。 交通事故死の件数は、この25年間で60%以上減少した。車の性能や安全性の向上によるところが多いと言われている。エアバッグは標準に装備され、緊急ブレーキも標準になりつつある。 そのなかで、高齢者が起こす事故の件数は変化がないと言われるが、高齢者に…