私はあまり小説をたくさん読むほうではないが
古今東西の主なものは読んできたつもりだ
そのなかで飛びぬけて素晴らしいのは
なにをおいてもこの小説につきる
『銀河鉄道の夜』 (宮沢賢治)
母のために買い物に出かけた少年ジョバンニは
気がつくと銀河をめぐる汽車にのっている
目の前の席には親友のカンパネッラ
北十字星から南十字星まで
二人でめぐる壮大な宇宙の旅。。。
なかでも次の2つの場面が圧巻だ
1、前半に出てくるリンドウの花畑との出会い
「ああっ、リンドウの花が咲いている
もうすっかり秋だね・・・」
「僕、飛び降りてあいつをと