「強く、しなやかにー回想・渡辺和子」読む

「強く、しなやかにー回想・渡辺和子」 山陽新聞社・渡辺和子編著 山陽新聞社 2016年3月1日発行
ー渡辺錠太郎は、<軍の本務は非戦平和の護持にあり>と主張していた。
1945(昭和20)年4月末、姉夫婦のつてを頼って山梨県・韮崎の大庄屋宅の離れを間借りして疎開した。
疎開中は隣町の甲府市内のカトリック系幼稚園で保育士の手伝いをした。バスが日に1便しかないため、起伏のある山道を1時間以上かけて歩いて通った。この時にかなり足腰が鍛えらえたという。
「涙より大切なこと。それは自分の失敗を客観的に見つめ、次の機会に生かすということの意味であり、責任の重さなのだ