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【短歌】あけび庵 (晩冬)
*街明かり今宵いずこの寒の月鎌の細きに空切れそうな あけび庵
*朝寝坊しては寒月よい惑い見上ぐる空の高さを知らず あけび庵
【参考】* 寒月・・・
厳寒の空にさえざえとある月。満月に近い寒月の夜は、冷たい月光が降り注ぎ建物の影や自分の影が地面に黒々と落ちる。いよいよ寒さが身に滲みて、帰宅の足も自ずと早まる。
うたことば歳時記
散りはてて梢さびしきわが庭にしばしは宿れ冬の夜の月 寒月和歌抄より
むばたまの月はむべこそ凍るらし寝覚めの床に霜と降りしく 寒月和歌抄より
最初の元号
最初の元号