第二次天正伊賀の乱 後半その1

第二次天正伊賀の乱 後半その1
前回、前半のつづきです。

伊賀から信長に内通した土豪が二名いた。上柘植(つげ)城主、福地伊予守定成(1500石)と、
河合郷玉滝(阿山町)の地頭、耳須弥次郎具明である。
二人は、信長の武将、滝川一益を通じて信長に内通し、事前に伊賀から安土へ行き、「天主閣」の客間において信長に拝謁した。

伊賀へ侵攻の時、福地伊予は、柘植口において、耳須弥次郎は、玉滝口において、それぞれ、信長軍を手引きした。
伊賀に対する裏切りであるが、戦国時代のことであり、やむをえないであろう。
上柘植城跡(伊賀町)には、石垣や石の階段が残っている。耳