【短歌】あけび庵 NO・2


【短歌】あけび庵 (初春)NO・2
*浮かれ猫合わせ鏡に背を伸ばしひねたる思い爪先立ちぬ    あけび庵
【参考】* 猫の恋・・・
恋に憂き身をやつす猫のこと。春の夜となく昼となく、ときには毛を逆立て、ときには奇声を発して、恋の狂態を演じる。雄猫は雌を求めて、二月ごろからそわそわし始め、雌をめぐってときに雄同士が喧嘩したりする。
日取り窓見上げてみれば置物の猫かと思えば尻尾が跳ねる    神保茂
寒も去り夜風に乗って猫の恋猫に伝わる歌が詠みたし      神保茂

【短歌】あけび庵 (初春)
*猫柳はる先々の浮島は遠く見やれば湖面にかすむ