正統派グランドホテルスタイル「マスカレードホテル」

木村拓哉さん主演の「マスカレードホテル」は、不特定多数の人物が集まる場所で多くの俳優を次々に登場させながら物語を進める群像劇である。映画の世界ではこんなスタイルを「グランドホテル形式」と言うが、この映画は上手にそのスタイルを使ってストーリーを展開している。

途中、ホテルマンに扮して潜入捜査をしている木村(以降、登場人物は、俳優名)さんに、むかし恥をかかされた生瀬勝久さんが意趣返しをする話を入れ込んだ処には、面白いがかなり無理が有る様な気がする。
更に、「連続殺人犯」逮捕の為に多くの警察官が一流ホテルに(なんの研修も無く)ホテルマンとして潜入