小説「満州国演義」をようやく読み終えた

 一昨年2月27日に、このような日記をアップした。
https://smcb.jp/diaries/7293546

 読み始めの日付が書かれていないが、遅くても1月始めごろだと思うので、2年を超えて読み終えたことになる。「読破」などという言葉は適用されないだろうが、諸般の事情でまとまった時間が確保できず、常にその文庫本を持ち歩いて読み続けた。

 東京・霊南坂にあった敷島家の4兄弟が、満州某重大事件のころから、日本敗戦までどのように生きたか、主に満州を舞台に展開される一大大河小説である。歴史上の事実が多数ちりばめられており、この小説でだけで、昭和の始め