煩悩を無きものにしようとする計らいだった

以前、

嫉妬に苦しんでいたとき、
次のような考えをして
気持ちがスーッと楽になったことがある。

嫉妬心や怒りといった悪感情も、
自分の感情のひとつであり、
喜びや悲しみといった感情などと同じなのだから
歓迎しよう・・

しかし、やり終えた後、
やっぱり、こうした姿勢には、
なにか本質とは違うものが
存在しているような気がして気になった。

この考えのどこがおかしいのか?

その場で考えたのだが、
すぐには思い浮かばなくて、
その後ずっとこの問題について考えていた。

「歎異抄」やその解説書などを読むうち、
ここには、自分の煩悩を認めない、許さないとい