記憶には二種類あります。
知識としての記憶と思い出としての記憶です。
知識としての記憶は
出来る限り鮮明に覚えていようと努力をします。
それでも忘れてしまうのが人間なのですが
しかし、それが知識であるなら何度でも覚え直すことが出来ます。
一方、そうはいかないのが思い出としての記憶です。
楽しい記憶や美しい記憶なら
いつまでも鮮明に覚えておきたいと願うでしょうが
そう都合良く自分の思う通りにはいきません。
それに
残念ながら思い出はそんな良いことばかりではありません。
忘れ去りたいと思う記憶があった時
人は覚えている記憶を無意識に選別し