連載:四季・気候など

はやくも弥生とは(1128)

もう2月は終わらんとしている。主観的に言えば、まるで瞬く間のようだ。
 朝の内から小雨で、どんよりと曇ったままの雨模様で、温度も上がらず、肌寒い一日だった。
 2月も晦日だ。雅語では、梅月とか、梅見月ともいうようだ。
 我が家の玄関脇の、たびたび言及している老紅梅は、今日の雨を浴びて、急に大方散ってしまった。暮れの半ばから咲き始め、まる2ヵ月半は咲き続けていた。なるほど、梅月だったわけだ。それに反し、咲き始めた老白梅は、今のところ散る気配もない。
 もう3月だ。弥生に入らんとしている。3月は、花見月とか桃月とかも言うようだ。桃は盛りを迎えるだろうし、桜も