EPSとPER

 EPS(earnings per share)とは、1株当たりの企業の利益(当期純利益)がいくらかを表す指標で、当期純利益を発行済株式数で割って表される。一方、PERとはPrice Earnings Ratioの略で、株価が1株当たり純利益、すなわちEPSの何倍まで買われているか、1株当たり純利益の何倍の値段が付けられているかを見る投資尺度。だからこの2つの指標は相関関係にあるわけだが、必ずしも同じようなトレンドでは推移しない。
 以前、モーサテで初登場のSMBC日興証券の圷正嗣氏が興味深いことを話していた。「過去の両方の推移を見てみると、2012年当