電話が来た日、電話が去った日

家に電話が付いたのは
正確には思い出せんが小学校の高学年の頃だ。

昭和3年生まれの親父は水飲み百姓だった。
高度成長期で百姓は現金収入を求めてトヨタの職工に。
そこで一通り機械の動かし方を覚えたら
牛小屋を改造して鉄工所を始めた。
それで電話が必要となって引いたんだ。
昭和45年ごろじゃなかったかな?

田舎にもぼちぼち電話を付ける家が出始めた。

電話はその後急速な進化を遂げた。
黒電話はプッシュホンになり
各部屋毎に電話が付いたと思ったら
自動車電話が登場した。
自動車電話はあっという間に携帯電話に変わり
NTTは二つ折りのムーバを出した。
これは