新しく国宝に指定される仏像が発表されました。

毎年、この時期の恒例ですが、平成31年度、新しく国宝に指定される仏像が文化庁から発表されました。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、今回、新たに国宝となるのは下記の2件です。

1. 木造五智如来坐像5軀(安祥寺:京都府京都市山科区)
平安時代前期(851年~859年頃)の作、一木造、像高:大日158.6㎝、阿閦109.5㎝、宝生109.7㎝、阿弥陀109.2㎝、不空成就106.6㎝
この五智如来像は、安祥寺の創建(848年)期に造られた仏像で、初期の真言密教の本格的な作例として、また、平安時代前期の乾漆併用木彫の代表例の一つとして大変貴重な像です。さ