妻沼聖天山に行ってきました

埼玉県と群馬県の境、利根川の南岸にある妻沼聖天に行ってきました。平家物語の斎藤実盛が古稀にあたり信奉する歓喜天を本尊として興したという奇異な寺で、その後の彼の悲劇もあいまって大変心に残る場所です。
歓喜天といえば北京の雍和宮で腰に布の巻かれた方が多数おられるなかなかにショッキングな意匠ですが、源平の争いのころに「このころ丁度広まりつつあった歓喜天信仰」と解説されても、一体何をどうイメージしてどんなものを奉安されていたのか、いまだに想像がつきません。実盛公は歓喜天を身近に置いて信奉なさっていたということですが、現在聖天山は多数の歓喜天があり、そのうちのどれ