令和になって80に成る吾輩。生れた時代は戦争中だった。
母親は、吾輩が3歳時に空に消えて、以来、孤独が始まった。
母親の顔は写真でしか知らない。
当時、栄養失調で死にかけた吾輩。
あちこちたらいまわしで小学生になり、中学生となった。
高校入学は、定時制を選んで働きながら通学した。
途中、結核になり半年療養所にも入った。
勿論、この頃から独り暮らしだった。
父親はいたが、親とは思わなかった。
病で面倒だけはかけさせられて天国に行ったが、
妻がいたから良かった。
独り暮らしは、中学卒業後直ぐに始まった。
そのお陰で24歳と言う若さで結婚した。
今、思