伊賀地方、名張での太平洋戦争 

伊賀地方、名張での太平洋戦争 

B29撃墜

太平洋戦争が終戦となる前の1945年6月5日の朝のことである。三重県、名張の上空で米軍の爆撃機B29が、日本軍の戦闘機の攻撃を受けて、
青連寺地区の山中に墜落したことが地元では長年語り継がれている。

名張の女学校の生徒たちは15歳くらいである。教師に引率されて、赤目地区の養蚕農家へ勤労奉仕に行く途中、現在の赤目中学校の地、当時は麦畑で、季節は、
麦秋(ばくしゅう)の頃である。その辺りにさしかかった時、米軍のB29、9機編隊が名張の空に現れた。神戸を空爆した後、
大阪府と奈良県を越えて三重県の名張の上空に飛