「趣味力」(秋元康著)は、いちばん楽しい力なり

「趣味力」 秋元康著 生活人新書 NHK出版
2003年4月10日発行
ー僕がどんなに忙しくても、仕事が楽しいのは、趣味を仕事にしているからだ。
 高校生のときから仕事を始めた。
 気負わず、肩肘張らず、いい加減であったことも、ここまで仕事をしてこられた理由かなと思ったりしている。
 自分は誰が何と言おうとも、絵を描くことが好きだ。自分は誰にどう見られようと、こういう服が着たい。自分はみんながどう言おうと、この車が気に入っている。
 そういう、自分だけのこだわりがあることが、人生観や価値観の確立した大人の男である証しなのだ。
 人は趣味で自由に偏りたい。