東京駅

東京駅で人と待ち合わせて用事があった。

【とんぼ】長渕剛
コツコツとアスファルトに刻む足音を踏み締めるたびに
俺は俺であり続けたいそう願った
裏腹な心たちが見えてやりきれない夜を数え
逃れられない闇の中で今日も眠ったふりをする
死にたいくらいに憧れた花の都大東京
薄っぺらのボストンバッグ北へ北へ向かった
ざらついた苦い砂を噛むと
捩じ伏せられた正直さが
今頃になってやけに骨身にしみる
ああ幸せのとんぼよ何処へ
お前は何処へ飛んで行く
ああ幸せのとんぼがほら舌を出して笑ってらあ

カテゴリ:日常・住まい