このシリーズも終局を迎えることとなた。
今まで、細胞間でメッセージのやり取りが行われているということを、何度も説明してきたが、
一体そのメッセージはどんなもので、どのようにやり取りされるのか、ほとんど具体的なことは分からずに述べて来た。
もやもやしたものに包まれ、すっきりせずにいたが、最後になって、その実態が明らかにされた。
「メッセージ物質」という言葉そのものが、既存のものでなく、この「神秘の人体シリーズ」のために造語されたものであるから猶更である。
「メッセージ物質」とは、臓器・細胞同士がコミュニケーションに使う物質を総称して使われている。