淡水魚「イトヨ」と海水魚「ニホンイトヨ」

「イトヨ」と「ニホンイトヨ」とは同じ種の魚であるが、棲む場所を異にしている。

生物の進化の過程では、最初海に生まれ、その後陸上に上がったとされる。

水中での酸素は鰓で取っていたのが、陸上では肺呼吸に変化した。

このように、新しい環境に応じて新しい機能を獲得することにより、さまざまに進化してきた。

海水魚が淡水でも棲めるようになった理由を、遺伝子の違いであることを突き止めた研究が発表された。

それによると、海水魚の餌になるプランクトンに、魚の成長に必要な「DHA」(ドコサヘキサエン酸)がたくさん含まれているため、

海水魚は「DHA」を十分補給で