清少納言の世界…あけび庵

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清少納言の世界…あけび庵
【枕草子】を追って
枕草子は、清少納言が宮仕えをしていた七年間の出来事や
考えたことを書いた随筆です。
:第一四六段
ちごなるや指にとらへて見せたるは小さき塵を目ざとしと見ゆ あけび庵
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うきまくら夏の筏のふしどかな         あけび庵
【参考】
いちじゆくやプラットホームも夢の端       金子 晋 
小さな私鉄の小さな駅。プラットホームの端に無花果が生っ
ている。いつもの駅なのであるが、焦点を合わすでもなく景
を眺めているうちに、ああこれは夢の端、夢の続きではない
かと思った。