塗太郎で、過ごす静寂のとき。。
聞こえるのは、海のうねり
ぼーんぼーん という柱時計の知らせ。
わたしと彼。
時間がとまったよう。止まってないけど。
もしかしたら、
この地に骨をうずめることになるのかもしれない。
そんな風にふと感じて、手をとめる。。
わたしの運命。
確信に変わっていく。
わたしがここで、
輪島塗を一生の仕事にしたいんです。
住み込みで、修行させてください。。と土下座したら、
彼は、たじろぎつつも、
きっと、受け入れてくれるだろう。
さっきの
なんだ、このへんなサクラ? と
見つめ合ったまなざしに、うそはないはず。。