水田地帯の踏切

 我が家から自転車で5分も走ると小田急線の線路をまたぐ踏切りに到達する。
 真東は市街化区域だが、北から東に向かうと江戸時代に二宮金次郎も歩いた農道が残っている。集落の間をつなぐ田舎道でやっと軽トラックが通れるほどの幅しかない。
 そんな農道を横切って昭和2年に小田急線が新宿から小田原まで開通し、小さな踏切りが出来た。
 田んぼで作業する田植えや草取り、稲刈りは人手から機械や除草剤散布に変わったが水田風景は大差ない。
 昨日も次々に電車が通過していったが、青いロマンスカーが新宿に向かう姿を写した(1)、連休を箱根で過ごした人を乗せて都会に帰るのだ。
 途