…毎度皆様おなじみの見てきたような嘘を言う、講釈師熟寝坊睡蓮の(幕末・小栗上野介忠順)の物語…
三味に太鼓に鳴りもの囃子、睡蓮師匠の出番です。
♫ 菊は栄える 葵は枯れる~♬ 桑を摘むころ 会おうじゃないか~♫
さて本日の出し物は、幕臣名勘定奉行小栗上野介のお話でございます。
小栗上野介忠順(おぐりこうずけのすけただまさ)は文政10年(1827) 2月12日に江戸で生まれました。小栗家は2500石の旗本で、先祖は家康の祖父清康時代から仕えていました。
ですから徳川家の中にあっては、譜代中の譜代で旗本の名家ということになります。