戦国流行語大賞第一位 「洞ヶ峠」


 …毎度皆様おなじみの~熟寝坊睡蓮の
 講釈師見てきたような嘘言い…三味に太鼓に鳴りもの
囃子…さて本日の出し物は「洞ヶ峠をきめこむ順慶」です。
 …それでは…はじまり、はじまり…

 天正10年(1582)6月13日 明智光秀と羽柴秀吉が、天下分け目の山崎の合戦で戦った時のことだった。
 この時両軍から誘われた大和郡山城主筒井順慶は、両軍を見下ろす洞ヶ峠に陣して眼下に戦況を望み、羽柴軍の勝利となると峠を下って秀吉に味方したといわれている。
 この合戦以来、敵対する両者によしみを通じているように見せかけて勝負を傍観、どちらかの勝利が確実となるやこれに就