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昭和時代の思い出⑨

馬家溝区協和街に引超す。
ここは2軒長屋、大家は白系ロシア人、大家のほかに個人タクシーを営んでいた。大家は一たん表に出たすぐ隣に住んでいた。そこにはタクシー運転手をした方(梅田さん夫婦)関さん(満鉄副機関手)が住んでいた.家の長屋の入口には、満蒙航空会社の夫妻が住んでいた。長屋の奥に満人の家族が住んでいた。満人の主人は私たちの面倒を見てくれた。お爺さん夫妻と主人家族、まだちいさな子供が居たこの子はいつもズボンの後ろが切れていて何処でも用足しが出来て人が見ていても広場で用を足していた。
お婆さんは纏足でいつもよちよちとあるいていた。
その奥には赤レンガのア