アメリカの法廷もののミステリー本で、訴訟コンサルタントという形で登場させた例を読んだことがあるが、昨今のIT技術を駆使し大々的な陪審員選びを描くのは初めてではないかと思う。
TAC(トライアル・アナリシス・コーポレーション)を立ち上げその代表を務めるのはドクター・ブル(マイケル・ウェザリー)。
裁判科学の専門家と言われ、裁判科学は法律だけでなく心理学や神経言語学、人口統計学などを駆使して陪審員の心を読むことという。
法廷では陪審員選びが重要で「推定無罪」を目指すのではなく「無罪」が究極の目的だ。推定無罪は時代遅れという。
選ぶ陪審員の条