色の国

 先日に昨年の銀杏並木の写真を眺めて句を詠んだ。応募句なので、季題が先にあるからだ。
 柔らかだが、少し蔭のある、いわば、しっとりとした質感の色合いだった。

 日本には様々な色の表現があるし、それを感じ取るのが日本人です。
 虹の色は日本では当たり前のように七色ですが、これは国際的にみると超少数派です。欧米では5色、4色が主流なのです。

 さて、冒頭の並木の色に合う色はなにかと探してみると「承和色」(そがいろ)がイメージ的にもピッタリでした。
この色は「菊の花のようなややくすんだ黄色」です。

 ここで悩みます。あまり知られていない色を句に詠み込んで