連載:時事問題への対処の在り方

第4次安倍再改造内閣発足の報に―「螳螂の斧」として(1207)

wakohはここでの日記には、政治や経済など、あるいは国際問題などには、今やすっかりリタイアした、いわば隠遁の境涯にある者としては、たとえ国家的にはいかに大切なテーマであろうとも、原則として触れないことを旨としてきた。
 たとえ何かしら発言しようとも、それは言わば「螳螂の斧」にしか過ぎないであろう。念のため、それを敷衍するならば、斉の荘公が出猟した際、道端にいたカマキリが通すまいとして前足を上げてこれを防ぎ止めようとしたのを、荘公が勇者なりとしてこれを避けて通ったことに基づくものであり、無駄とは分かっていてもせずにはいられない、強い相手に対する抵抗のこと