連載:江戸東京2

時そばは、なぜどこが面白いのか

落語で読み解く「お江戸」の事情、という本を読みました。

■■時そば■■
お馴染みです。

十六文の屋台のそばを食べて、お勘定という時

小銭だから、間違えるといけねえや
手を出してくんねぇ。勘定して渡すから

いいかい、それ
ひぃ ふぅ みぃ よぉ いつ むぅ なな やぁ

今なんどきでぃ?

ここのつで

とお、十一、十二、十三、十四、十五、十六

まんまと一文ごまかして行ってしまった。

このやり取りを見ていた男
あくる日に、意気揚々とそばを食べて、お勘定

小銭だから、間違えるといけねえや
手を出してくんねぇ。勘定して渡すから

いいかい、それ