古稀の記念は「芝浜」で、大トリ・・・・・。

大学落研を卒業し、早50年になろうとしている。
67歳で「胃がん退職」になり、ベッドで昔の落語を聞き、
やっと3年目で、大トリの「芝浜」を語る事が出来た。
20歳の時、私が初めて生の「芝浜」をそばで聴いたのは32歳の談志師匠のトリで、芝浜が好きになった。

今、名人「三木助の芝浜」を生で見た人はもういない。
昭和29年芸術祭奨励賞を三木助師匠は52歳で受賞。
7年後、59歳で病死。同月31日、志ん朝のお父さん古今亭志ん生が東横劇場で追悼落語に「この芝浜」を演じた。
以後、昭和の名人たちも平成の名人たちも師走を迎えるとこの「芝浜」を語っている。
古典落語は