事を行うにあたっては、何事にせよ最善・最適なものでありたい。
そのためには、事前に、慎重に審議するべきなのは当然であろう。
個人の意思決定であれ、事柄の大小によって、その慎重さは異なってくるであろう。
食事の際何を食べようかとか、起床して何を着ようかといった程度なら、別に周囲に大きな影響を与えることも普通はあるまい。そんないわばどうでもよいような、意思決定などと言う表現が大袈裟に聞こえる類のことももちろん多い。
けれども、たとえ個人の決定であれ、その個人にとっては、かなり大きなものも、もちろんある。
例えば、進学する志望校をどこにしようかとか、
連載:時事問題への対処の在り方