初恋

目と目が あつて うつむいた

  まつ赤に なつて その場から逃げていた

  
  気がついたら わたしは、二人の子の母に
  なつていた

  いま あなたは どこに いるの?
  国をはなれて
  どこに???

  知らないでしょう

  あなたの名前 何度も何度も 書いたこと

  何度も何度も つぶやいたこと


  忘れてるでしょう
  
  あなたは 自分の名刺を 破いて捨てた

  ああぁ ああ

  私の心に カミソリの刃が 走つて

  あなたのネームが 住んでる その小さい詩片

  でも  それください  と
  なぜか  い