つまらない男と結婚したもんだなぁ
と与謝野晶子の孫である 与謝野馨元政治家が 言った。
与謝野鉄寛に燃えるような恋をした晶子の歌は 強烈なエロチシズムを漂わせた
この明治という時代にセンセーショナルな波紋を投げかけるものだった、
この時代に?
と 思わず つぶやいてしまうのである。
柔肌の 熱き血潮に触れもせで
寂しからずや 道を説き君
乳房抑え 神秘のとばり そとけりぬ
ここなる花の紅ぞ濃き
この天才歌人は この燃えるような恋を実らせ、結婚し11人の子供を成し妻として