酒を愛した歌人「若山牧水」

秋も深まってきました。そろそろ、熱燗で一杯やりたくなりますね。

「白玉の歯にしみとほる秋の夜に
酒は静かに呑むべかりけり」

先日、この短歌を久し振りにラジオで聴きましたが、何度触れても良い歌です。これをご存知の方は恐らく飲んべえではないかと思います。
作者は酒仙の歌人と言われた若山牧水です。彼は43歳という若さで終えた生涯で6900首もの短歌を世に出したのですが、そのうち何と360首ものお酒に関する歌を詠んでいます。
このように、古今東西でお酒を愛する著名人は多く居ました。古代ギリシャや平安朝の時代は言うに及ばず、お酒と歌は密接に繋がっていたようです