「若山牧水」の日記一覧

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ひとり泣く 雨は冷たく、、日々、一歌115/365+1

日々、一歌115/365+1 ひとり泣く 雨は冷たく 林檎花の いさよふ瞳 うつつの夢と 「か」だろうけれど、「と」。「だろうか」ではなく、そうなだ、と。そして、ひとり泣くのは、自身なのか林檎の花なのだらうかという感じ、 ここ数日の句から、変異、変調、、 ところで、 あなたなる 林檎の雨の あなたなる も、いい、、、 不器男の あなたなる 夜雨の葛の あなたなる は、底なし、、

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澪をひく 船音遠く、、日々、一歌64/365

澪をひく 船音遠く 雨の夜 窓辺に春は しのび来たりぬ ここのところ、春ばかりを歌う、厭きぬ紅の爺イ、、、 画像/海に中道・道切り辺りから未明の福岡市内 天平八年・筑紫館(ちくしのむろつみ)太宰鴻廬館での七夕祭 https://frcodon.yoka-yoka.jp/e1003139.html

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私を置いて異国のシベリアに帰る女(ひと)

「白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ」と詠うは歌人、若山牧水です。 函館(七飯町大沼)の白鳥さん、私を一人残してシベリアへ飛び立ちました。(3月21日) その姿、天女かな? 冬にまた無事に戻ってきてね。

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帰れぬ白鳥

白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ 若山牧水さんの詩ですが、白鳥は「はくちょう」でなく「しらとり」ですね。 中学の国語の先生が、解説と同時に歌を歌ってくださいました。 その時のメロディーが頭に残っていて、今でも歌えます。 ユーチューブにアップされています。 https://www.youtube.com/watch?v=TPSVihQA8Nk 先日、散歩コースの川を歩いていた…

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酒を愛した歌人「若山牧水」

秋も深まってきました。そろそろ、熱燗で一杯やりたくなりますね。 「白玉の歯にしみとほる秋の夜に 酒は静かに呑むべかりけり」 先日、この短歌を久し振りにラジオで聴きましたが、何度触れても良い歌です。これをご存知の方は恐らく飲んべえではないかと思います。 作者は酒仙の歌人と言われた若山牧水です。彼は43歳という若さで終えた生涯で6900首もの短歌を世に出したのですが、そのうち何と360首ものお酒…

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【短歌のせかい】あけび庵 (晩秋)

【短歌】あけび庵 (晩秋) *認知症ふせぐ五つの食べ物を忘れききざけ百薬の長       あけび庵 【参考】* 新酒(しんしゅ)/今年酒/早稲酒/新走り/利酒/聞酒/新酒糟・・・ その年の新米で醸造した酒。昔は、新米が穫れるとすぐに造ったので、秋の季としたが、今は寒造りが主流となった。とはいえ、新米の収穫のめでたさを祝う思いがこの季語には含まれる。  白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづか…

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雑読散歩 ー「牧水の恋」-

「乱読」というのを広辞苑で引くと「濫読・乱読」とあり『何の方針も立てず、手あたり次第に、書物などを読むこと』とある。そこで「雑読」は、と引いてみるとこれはない。では、と三省堂の「大辞林」を引くとここには載っている。『特定の目的をもたずに、多方面の本を読むこと』この内容ならば何となく「雑読」の方が「乱読」よりも読み手にとっては好意的に思えるので「雑読をしている」ということにする。 最近、といっても…