終活。ひとりで死ぬ覚悟

大正8年未生まれの母は1919年だから存命ならちょうど100才、亡くなってから5年になります。同居の独身の戌年62才の弟が後始末をしました。金融財産はゼロで、愛用の着物、といっても普段着と古本は引き取り手もなく燃えるゴミで少しづつ処分したそうです。弟は母と住んでいた家賃10万の練馬の3LDKアパートを引き払って埼玉の1Kに引っ越しましたので、母の遺品は創価学会のご本尊を収めたA4大の仏壇と写真が一枚だけです。

私は母の死に顔も見ていないし葬式にも出席していません。葬式といっても創価学会の班長と妹ふたりのうちひとりが来ただけです。私は幼い頃から被虐待児だ