私が選ぶ「今年の漢字」

 毎年いまごろに発表される「今年の漢字」は、肝心なところに触れることを意図的に避けている印象が強く、ユーモアやアイロニー精神からかけはなれているが、今年は酷い。云々も読めなかった恥ずかしい総統閣下の強い意向で定められた、私にとっては口が曲がっても言いたくなく、書くのも字面を見るのもぞっとする晋元号の、上の字が1位、下の字が3位。一瞬にして全身蕁麻疹に見舞われるかのようだった。

 これは、清水寺の住職の一存で決められたとおもっていたら、一般からの投票だそうだ。去年まで発表されていたのだろうか、私の記憶にはない。

 こういうことに投票するのは、云々も読め