「バッド・ブラッド」読了

ツール・ド・フランスなどの自転車レース界で蔓延していたドーピング問題を糾弾した本。

著者は選手ではなくて、スポーツライター。
最初は「沈黙の掟」に従っていたが、ドーピングで告発されたり、自ら告白した選手とのインタビューなどを通じて、反ドーピングの立場に変わって行く。

ツール7連覇したアームストロングがドーピングを告白しその勝利を取り消された今では、それほど目新しい話は無い(この本はその前に出版された)が、いろんな人の告白や糾弾を積み重ねて、アームストロングを含めた、自転車競技組織全体を(それとなく)糾弾している。

タイトルのバッド・ブラッドは、もち